最悪な再会

2011-08-30

 再会って、なんだかロマンティックな響きがあるけれど、私のは再会って言えるかどうか判らないけれど、もし再会って言うカテゴリーに入るんだったらほぼ最悪の再会。
 なんでかって言えば、それは私の仕事って言うのか、まあ、ある種のバイトなんだけれど。
 実は私、普通のOLをしているんだけれど、週に三日だけ風俗のバイトをしているのね。理由は良くある“カードの使い過ぎ”って言うやつで、平たく言えば借金のためなの。
 バイトはいわゆる出張なんとかって言うやつで、普通はというのか、お店の規定では“本番”は禁止なのね。そのことはお客さんも知ってるから、そんなに無茶な求め方はしないわ、普通はね。
 でも、私だって生身の女だから、仕事抜きでやりたくなることもあるわよ。ましてや専業のプロじゃないから、上手なお客さんに当たったら感じちゃうし、好みのお客さんに当たったら“ラッキー”って思って、そう言う時は私の方から“事故”を装ってやっちゃうのね。お客さんは超感激してるわ。
 何しろ自分で言うのもへんかもって感じだけれど、私は女優の“深田恭子”にそっくりのいい女だから。
 こんな私にも最悪の再会があったのよ。
 ある日のバイトで、指定のホテルに行ったときの事。何と客は私が勤めている会社の上司だったのよ。その日、会社で別れて以来の出会いには違いがないから、再会って言えば再会でしょ。でも、再会のカテゴリーには入らない再会よね。しかも最低の・・・・・・。
 仕事だから断れないのよね。仕方がないから、本番なんて絶対に無しで頑張ったわ。
 そうしたら、その上司ったら「今度は仕事抜きで会いたいね」なんて意味深長な事を言うわけ。すっかり弱みを握られたわ。
 こう言うバイトをやってたら、いつかはあり得ることだとは、薄々感じていたけれど、これから先の事が思いやられるわよね。
 そして案の定、上司からのいやがらせが始まったわ。あまりにしつこいから、私は覚悟を決めて上司の誘いに応じる事にしたの。
 上司との待ち合わせの場所に行き、食事もそこそこで私は「早くいきましょ。そして、早く済ませて下さいね」と捨て台詞と共に立ち上がり、ホテルに向かって歩きだしたの。
 あらかじめ、ホテルには部屋を取っておいて、隠しカメラを仕掛けておいたわ。そう、この間の時に見せた彼の身体の使い方を考えて、彼の顔がはっきり映る位置にそっとね。
 「ああぁ〜やっと君を抱けるね、感激だよ。俺はずっと君の事を考え続けていたんだ」とか、一人前なことを言いがら、私の乳首を吸ったり、女陰を舐めたり、一生懸命に私を感じさせようとして、涙ぐましい地獄行きの努力をしていたわ。
 私はバックでやることをリクエストして、彼が射精する瞬間に私の中から上司の肉茎を外して、私のお尻に射精するところをカメラに映るようにしたの。
 
 終わった後、彼にはホテル代を清算させて先に帰らせたわ。
 私は念入りにシャワーで体を隅ずみまで洗い、更には髪の毛もシャンプーして、完全にリフレッシュしたって言うわけ。それからカメラを回収して、早送りで画像を確認して、計画が上手くいったことで、この苦労が役に立つことを確信したの。
 動画のコピーを取ってから、上司にあったわ。この動画を見せて「私を脅すんだったら、この動画を会社にばら撒きますよ」って脅してやったわ。勿論、私の顔は判らないように加工したし、音声も消したから、上司が私の名前を読んだところで全く意味がないわけ。
 上司は苦渋の表情を浮かべて「いくら出したら、このマザーテープを買い取らせてくれる」と訊いてきたから、「売らないわ、ただしお金は必要ね。少ないけれど、五百万でいいわ。そうしたら誰にこのテープの存在は知られないようにしてあげるわ」
 こうして私は、借金の清算を終わらせ、上司からの強迫・セクハラも退けて今は普通に会社に勤務しているわ。
 まあ、再会の仕方は最悪だったけれど、結果はまあまあかな。
 ちなみに、上司は自ら希望して札幌支店に転勤して行ったわ。

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